
ご入院にあたってよくいただくご質問を、わかりやすくまとめました。安心してご準備いただけるように、よろしければ、ご参考にしてください。
- Q1.入院中はどんな一日を過ごしますか?
- Q2.一週間のスケジュールはどうなりますか?
- Q3.面会はできますか?
- Q4.入院中は、自由に出入りが出来ますか?
- Q5.入院中は、外の人と連絡がとれますか?
- Q6. 入院中の持ち物に制限はありますか?
- Q7.電子機器で持ち込める物は何がありますか?
- Q8. 携帯電話やインターネットは使えますか?
- Q9.お酒を飲んだり、タバコは吸えますか?
- Q10. 食事はどのような内容ですか?
- Q11. 入浴はどのように行われますか?
- Q12. 服薬はどのように管理されていますか?
- Q13. 作業療法とは何ですか? 参加は必須ですか?
- Q14. 退院の目安はありますか?
- Q15.行事はありますか?
- Q16. 家族はどのように関わればよいですか?
- Q17.売店で買い物はできますか?
- Q18.入院をすると、どのくらい費用がかかりますか?
Q1.入院中はどんな一日を過ごしますか?

A.入院生活は、患者様が安心して治療に専念できるよう、規則正しい生活リズムを大切にしています。
以下は、概ねの一日の流れです。行事等で時間がかわる場合も有ります。わからない時は、病棟のスタッフにお尋ね下さい。
時間 | 内容 |
---|---|
6:00 | 起床 |
7:00 | 朝食 |
9:15 | ラジオ体操 |
9:15 | 診察、作業療法等 |
11:40 | 昼食 |
13:00 | 診察、作業療法等 |
18:00 | 夕食 |
21:00 | 消灯 |
Q2.一週間のスケジュールはどうなりますか?

A.原則として、入浴は週2回、リネン交換は週1回の予定です。 入院患者様の状況、介護度、男女比などで随時業務の見直しを行うため、若干の変動があることを予めご理解下さい。
病棟 | 時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1病棟 2病棟 | 午前 | 男子 (介助)入浴 | 女子 (介助)入浴 | リネン交換 | 男子 (介助)入浴 | 女子 (介助)入浴 | 図書貸出 | |
午後 | (第2週) 患者ミーティング | 一般者入浴 (女子)(男子) | 一般者入浴 (女子)(男子) | 菓子配り | ||||
3病棟 | 午前 | 入浴 | リネン交換 | 入浴 | ||||
午後 | (第2週) 体重測定 (第4週) 血圧測定 |
Q3.面会はできますか?

A. 原則として、面会は自由です。入院初期は症状の安定を最優先するため、制限されることがあります。
面会時間や方法(対面・オンライン)は、病棟の状況や感染対策の方針により異なりますので、事前にお問い合わせください。または、ご面会、Web面会のページをご覧ください。
Q4.入院中は、自由に出入りが出来ますか?

A.原則として、開放的な環境での生活(夜間を除いて病院の出入りが自由に可能な生活)となります。しかし、治療上必要な場合には、開放処遇を制限することがあります。病棟への入り口には、安全上施錠がされておりますが、外出されたい場合はお申し出ください。
Q5.入院中は、外の人と連絡がとれますか?

A.スマートフォンの持ち込みはできませんので、病棟にある公衆電話をご利用いただくか、手紙やはがきで連絡を取るようにしてください。電話をした相手の方で、非通知拒否の設定がされている場合は、公衆電話や非通知の電話に出られるように、非通知拒否設定の変更をお願いいたします。
Q6. 入院中の持ち物に制限はありますか?

A. 安全を確保するため、持ち込みが制限されている物があります。
刃物や火気類、ガラス製品、紐の長い衣類、アルコール類、ヘアートニック、パソコン・スマートフォンなどの電子機器は原則として禁止です。
現金、貴金属などは持ち込み禁止です。万が一持ち込めてしまった場合、それが紛失・盗難・破損・故障など、いかなることがあっても、当院は一切責任は負いません。
持ち物については入院時に職員と一緒に確認を行います。詳細は「入院のご案内」に記載しております。
Q7.電子機器で持ち込める物は何がありますか?

A.ラジオ、CDプレーヤーなど持ち込み出来ますが、病状により制限する場合が有ります。
電線コードの使用は出来ないため、乾電池で動く機種しか使えません。充電式の電池=繰り返し使用する電池は不可です。
Q8. 携帯電話やインターネットは使えますか?

A. 基本的には、携帯電話やスマートフォンの持ち込み・使用には制限があります。
山間部という事もあり、電波は圏外です。外部の方と連絡を取る場合は、病棟の公衆電話をご利用いただくか、お手紙やはがきを出して連絡を取るようにして下さい。
Q9.お酒を飲んだり、タバコは吸えますか?

A.飲酒、喫煙は禁止です。治療に差し支えるため、禁酒、禁煙に努めましょう。
Q10. 食事はどのような内容ですか?

A. 管理栄養士が監修し、栄養バランスのとれた食事を提供しています。
治療食(糖尿病食・減塩食・アレルギー対応食など)も対応しています。食事は病棟の食堂、または個室で、他の患者様と一緒に召し上がっていただきます。
Q11. 入浴はどのように行われますか?

A. 週に2回、決まった時間に交代でご利用いただきます。
体調や症状、入院患者様の状況、介護度、男女比に応じて回数や時間を調整する場合もあります。清潔保持のため、スタッフのサポートが必要な場合は付き添いを行います。
Q12. 服薬はどのように管理されていますか?

A. お薬は医師の処方に基づき、看護師が管理します。
毎食後や決められた時間に、看護師が服薬の確認・見守りを行います。患者様自身が安全に服薬できるよう支援していきます。
退院が近くなった方は、退院後に自己管理が出来るようにするため、見守り支援に移行していきます。
Q13. 作業療法とは何ですか? 参加は必須ですか?

A. 作業療法は、心と体のリズムを整えたり、社会復帰を見据えて日常生活の力を取り戻したりするための活動です。
内容は、創作活動、軽スポーツ、グループワーク、日常動作の練習などさまざまです。麻雀、将棋、オセロ、楽器演奏、色塗り、カラオケ、音楽・映画鑑賞、合唱、調理(要相談)などを楽しんでいる方もいらっしゃいます。必須ではありませんが、主治医や作業療法士と相談しながら、無理のない範囲でご参加いただくことをお勧めします。
Q14. 退院の目安はありますか?

A. 症状が安定し、日常生活を安全に送れると判断された時点で、退院をご相談させていただきます。
退院後も外来通院や訪問看護などを利用しながら、安心して生活を続けられるよう支援いたします。
Q15.行事はありますか?

A.年に4回行事が開催されます。春祭り、納涼祭、クリスマス会、運動会が企画されています。
Q16. 家族はどのように関わればよいですか?

A. ご家族の理解と協力は、患者様の病状回復にとって大切です。
医師や看護師、精神保健福祉士などがご家族との面談を通じて、病状や対応方法、退院後の支援体制について一緒に考えてまいります。面会や電話相談などもご活用ください。
Q17.売店で買い物はできますか?

A.当院に売店はありませんが、必要な物は病院スタッフに申し付け下さい。病棟ごとに自己管理できる物についてルールがありますので、スタッフに確認して頂き、病棟内に持ち込める物であれば購入が可能です。筆記用具、日用品、お菓子やジュース等の嗜好品は、注文を受け付けておりますので、病棟で購入が可能です。購入した物の代金は、入院時にお預かりしたお小遣い金から差し引かせて頂きます。
Q18.入院をすると、どのくらい費用がかかりますか?

70歳未満の所得区分なのか、70歳以上の所得区分なのかによって、医療費の上限額が定まります。上限額については、限度額認定証のページをご覧ください。この制度では、1か月に支払う医療費に上限が設けられており、それを超えた分は払う必要がありません。
所得区分と入院日数によって、1食の食事料が110円~510円まで差があります。
医療保険外諸費用(日用品の購入、クリーニング費用などなど)がかかりますが、個人差があります。
例①:70歳未満、住民税非課税、入院2か月目くらい、
入院保証金70,000円は支払い済みとして計算。
毎月かかる費用としては、
70歳未満、住民税非課税の上限額35,400円
食事料(1食240円×3食×30日として)21,600円
お小遣い金30,000円(足りなければ補充をする。おむつ代、おやつ代など)
預り金管理代行費130円×30日3,900円
私物管理代行費1日20円×30日600円
病衣リース料1日100円×30日3000円
クリーニング代10,000円(介助が必要な方の平均)
=合計 104,500 円となります。
例②:70歳未満、所得区分26万円以下、入院2か月目くらい、
入院保証金70,000円は支払い済みとして計算。
毎月かかる費用としては、
70歳未満、所得区分26万円以下の上限額57,600円
食事料(1食510円×3食×30日として)45,900円
お小遣い金30,000円(足りなければ補充をする。おむつ代、おやつ代など)
預り金管理代行費130円×30日3,900円
私物管理代行費1日20円×30日600円
病衣リース料1日100円×30日3000円
クリーニング代4,000円(ご自分でコインランドリーで洗濯、乾燥をした場合の平均)
=合計 145,000 円となります。
例③:70歳以上、低所得Ⅱ、入院2か月目くらい、
入院保証金70,000円は支払い済みとして計算。
毎月かかる費用としては、
70歳以上、低所得Ⅱの上限額24,600円
食事料(1食240円×3食×30日として)21,600円
お小遣い金30,000円(足りなければ補充をする。おむつ代、おやつ代など)
預り金管理代行費130円×30日3,900円
私物管理代行費1日20円×30日600円
病衣リース料1日100円×30日3000円
クリーニング代10,000円(介助が必要な方の平均)
=合計 93,700 円となります。
・その他、外出、他科受診(基本ご家族の同行が原則)が必要となって、都合により当院が代行した場合は、別途交通費、代行サービス料をいただきます。
・レクリエーション代金 1年に数回行う(その都度、必要費用を預かり金より徴収します。)
・理髪代 調髪、カット2,200円、丸刈り1,700円、顔剃り1,300円、洗髪500円
ご不明な点はいつでもお問い合わせください
当院では、患者様・ご家族が安心して入院生活を送れるよう、丁寧な説明とサポートを心がけています。
ご不明な点があれば、どうぞお気軽に社会復帰支援室にご相談ください。