
精神科作業療法とは
精神科作業療法とは、心の病を抱える方が、安心してその人らしい生活を送るためのリハビリテーションのひとつです。手芸やグランド活動、創作活動、軽運動、音楽、グループ活動など、さまざまな“作業”を通して、心と体のバランスを整え、生きづらさをやわらげていくことを目的としています。
作業療法士…Occupational Therapist:通称 OT と呼ばれています。
作業療法は”意味のある活動”
作業療法は単なる「時間つぶし」や「気晴らし」ではなく、その人の状態に合わせたプログラムが専門職(作業療法士)によって提供されます。活動を通じて、集中力や持続力を養ったり、他者とのコミュニケーションを練習したり、生活リズムを整えるきっかけにもなります。
一人ひとりに合わせた支援
うつ病の方へ
たとえば、うつ病で気力が出ない方には、無理のないペースで参加できる活動から始め、少しずつ「できた」という実感を積み重ねていきます。
統合失調症や不安障害の方へ
統合失調症や不安障害の方には、症状との付き合い方や社会生活での対人スキルを養うサポートも行います。
「やってみたい」を大切に
「何かをしてみたい」「誰かと話したい」「一人では難しいけれど、支えがあれば挑戦したい」——そんな思いを大切に、作業療法は一人ひとりの回復に寄り添います。
ご相談・お問い合わせ
ご興味のある方は、主治医またはスタッフまでお気軽にご相談ください。