
第一三共株式会社の方に来ていただき、認知症と不眠症の相関関係について、不眠症治療薬ベルソムラを例にお話をお伺いしました。
中途覚醒と再入眠困難に話題を絞って、不眠症治療薬に関する臨床データをもとに、講義を聴くことができました。
認知症の方が不眠になると、本人が辛いだけではなく、介護者に強い負担感が生じます。
ちなみに…
高齢者と成人、子どもでは必要とされる睡眠時間に差があり、高齢者の場合は、あまりに長い睡眠時間は健康リスクとなるため、8時間以上にならないことを目安に、必要な睡眠時間の確保が大切です。成人の場合は、適正な睡眠時間には個人差がありますが、概ね6時間以上を目安として睡眠時間の確保が必要です。また、子どもの場合は、小学生は9~12時間、中学・高校生は8~10時間を参考に睡眠時間が確保されている事が望ましいです。いずれの場合も、食生活や運動等の生活習慣や寝室の睡眠環境を整える事、朝は太陽の光を浴びて、朝食をしっかり摂り、夜更かしの習慣化を避けることが重要です。
不眠症に悩んでいる方は、お薬が処方されている場合があり、そのお薬を服用する際には、睡眠環境を整える事が大切で、寝る前に強い光を発するスマホやタブレット、テレビの光を見ないようにしてベッドに入る事をお勧めしています。
心身の健康の維持の為、睡眠の質の確保はとても大切です。お悩みの方は、ぜひご相談ください。
